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中国の報道の自由が後退 台湾と香港への圧力強化

2014年02月17日

【新唐人2014年2月17日付ニュース】中国当局は大陸だけでなく、香港や台湾のマスコミに対しても締め付けを行っています。12日、アメリカに本部を置くジャーナリスト保護委員会とフランスに本部がある国境なき記者団が、それぞれ報告書を発表し、中国当局は報道の自由を侵していると指摘しました。去年の報道の自由度は最下位から6番目です。

 

ジャーナリスト保護委員会は大量の証拠を挙げて、中国当局が経済や政治の影響力を通じて、香港と台湾のマスコミに圧力をかけていることを指摘しました。例えば、台湾では共産党に近い食品大手・旺旺集団(ワンワングループ)に買収された「中国時報」が自己検閲を強めました。

 

香港では、報道許可の申請の際、当局から圧力を受けたり、勇気ある発言をする記者が解雇される現象が見られます。

 

香港立方会 梁家傑議員

「今 報道の自由が危機に面しています。自由に報道できなくなれば、すべての権利が行使できなくなります」

 

12日、国境なき記者団も、今年の世界180カ国の報道の自由度を発表しました。「政府が報道の自由を侵していないか」「メディアは独立しているか」など、7つの基準があります。

1 報道の自由を侵す程度

2 多元化

3 メディアの独立性

4 メディアの自己検閲

5 立法の枠組み

6 透明度

7 インフラ

 

結果、北朝鮮が最下位から2番目で、中国は175位で去年より2つ、順位を落としました。台湾と香港も、それぞれ3つ、順位を落としています。

 

金羊網信息センター元部長 北風

「規制する領域は2つに分かれます。新興メディアでは2012年の末、ネットの実名性を実施しました。また去年 8月以降ブログを粛清しました。当局は市民を怖がらせ、ネットを抑え付けようとしています」

 

ネットなどの新興メディアの他、伝統メディアも去年、さらなる締め付けに遭いました。

 

金羊網信息センター元部長 北風

「伝統メディアなら2つの事件があります。2013年初頭の『南方週末』事件です。応援した市民が起訴されました。2014年初頭 『新京報』が北京市党委宣伝部に“接収”されました。ネットメディアも伝統メディアも当局は締め付けています」

 

ただし北風さんは、当局により報道の自由が侵されるほど、逆に民衆の反発は強まると警告しました。

 

金羊網信息センター元部長 北風

「当局が圧力を強めるほど市民はネットで議論する場を頼るようになっています。当局が力で押さえつけても、当面しか効き目がないでしょう」

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/02/13/a1061117.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

 

 

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